家づくりの「軸」を決めよう
こんにちは。
インテリアコーディネーターの ikuです。今日は素敵な家が建つ方法をお伝えしたいと思います。
家づくりにも「コンセプト」を
文章を書く時に、題名を決めて、題名に沿った内容を書いていくことでストーリーが完成するように、インテリアもコンセプトを決めて、コンセプトに合ったインテリアを選んでいくことで、一つの家が完成します☺︎
モデルルームをつくる際も必ず「コンセプト」をつくります。周辺の歴史や環境を調べ、そこに住まう家族の人数、年齢、仕事、趣味まで設定します。来場されたお客様がそこでの生活をイメージしやすいように、ライフスタイルまでつくりあげていきます。コンセプトがあってこそ、人を惹き付ける魅力的な空間は出来上がるのです。
インスタプロフィールをチェック!
インスタで自宅の素敵なインテリアを紹介している方々のプロフィールを見るとすごく分かりやすいです。
✴︎オールステンレスキッチンのある家
✴︎中庭のある家
✴︎置かない暮らし・持ちすぎない暮らし
✴︎シンプル・ナチュラルなおうちづくり
✴︎木と土と石
✴︎鉄・木・グレー
✴︎モダンで温かみのある家 (※instagramより引用)
コンセプトが決まっているのです!!!素敵である理由がちゃんとあります。
内容を整理するとこんな感じです。
☝︎どこか特定の場所を主役にしている
☝︎暮らしたいイメージがはっきりしている
☝︎素材をいくつかに統一している(※理由があるはず。それがコンセプト)
このコンセプトですが、これまでご紹介してきた希望リストの作成や間取りを考えたことによりハッキリした、もしくは答えが見えてきた方が多いのではないでしょうか!?
暮らしをイメージし、希望の間取りを考えることで「コンセプト」は見えてきているはずです!
インテリア選びは難しくない
世の中に、かわいいものやデザインの優れたものはありふれています。一つ一つ良いなと思って選んだものなのに、いざ飾ってみるとなんか違う…という経験はありませんか?それは「コンセプト」が決まっていないからなのです。コンセプトが決まれば「どんなインテリアにするか」が見えてきます。
改めて、どんな空間が好きなのか、どのような暮らしがしたいのか考えてみましょう.゚・*.
まとめ
これから家づくりを始めるにあたり、決めることがたくさんあります。「こんな細かいところまで決めるの?」とびっくりされると思います。けれど、「コンセプト」が決まっていれば選ぶのは容易です。コンセプトに合うか合わないかで判断していけば、家づくりにそこまで膨大な時間を費やすことはないと思います。どちらが良いか悩んだ時はインテリアコーディネーターに相談してみましょう^^
間取り⑥ インテリアコーディネーターが日頃気になっていること
こんにちは。
インテリアコーディネーターの ikuです☺︎
あくまでも個人的な意見ですが、図面を見て、現場を見て、
もっとこうだったら良いのになと思うことがあります。
ラフプランが出来上がったところで、良かったら考えてみてください☟
洗面脱衣室の広さ
洗面脱衣室、狭くないですか?
洗面室は広くあるべきだとず~っと思ってきました。最近独立した脱衣室をつくる方も増えてきたので、これから大きくなると思っています。
意外と滞在時間が長く、やることもりだくさんなのです。
けっこうモノが多いんです。
思い返してみてください
モノがあふれかえっていませんか?
鍵を閉められて入れない、もしくは開けて入られて困っていませんか?(体験談)
お化粧はどこでされますか?
洗濯カゴはどこに置きますか?
お風呂に入る時の着替えは?
上がった後のバスタオルはどこに干す? バスマットは? 室内干しは? といったような感じです(笑)
広くするのが難しければ、あらかじめ収納を増やしたり使いやすくする工夫をすべきだと思っています!!
LDKの広さ
LDKは主役。イメージも膨らんでいると思います。展示場やモデルハウスは広くつくってあるので、広さの感覚がつかみにくいです。できれば同じくらいのご自宅を見学させてもらうことをオススメします。
置きたい家具のサイズは入りますか?
カウチソファを置きたい!といういうご要望がよくあります。脚を伸ばしてリビングでゆっくり・・・憧れです。このカウチソファけっこう大物なんです。
置きたい家具が決まっているなら、ある程度目星をつけ、サイズをメモしておきましょう。
持っていくものも新調するものも、サイズが分かるものは図面に落とし込んでもらうと、だんだんイメージが湧いてきます。
※余談ですが、ギリギリのものは気をつけてください。床と壁の間に「巾木」がいます。壁~壁サイズで大丈夫と思っていると入らないことがあります。
TV後ろの壁
タイル貼りやアクセントクロスにしたいと思っていませんか?
きれいに貼るためには、インテリアを決める時では遅い場合があります。
(詳しくは前回の記事をご覧ください^^)
エアコンの場所
タイル貼りやアクセントクロスを貼りたい場所にエアコンがついていませんか?
コンセントやスイッチも確認してみてください。せっかくの見せ場ですので完璧に仕上げましょう*˙˘˙*
まとめ
今までたくさんの図面に触れてきました。
ハウスメーカーや工務店のインテリアコーディネーターとして注文住宅に関わり、
建売や分譲モデルハウスのディスプレイで現場もたくさん見てきました。
モデルルームやマンションの設計変更も携わっていたので、元図面の変更もしてきました。
生活しやすい魅力的な空間を作るお手伝いをすることが「インテリアコーディネーターの役目」だと思っています。
ご参考になれば幸いです.*・゚
間取り⑤ ラフプランができたら「こんなインテリアにしたい」を伝えよう
こんにちは。
インテリアコーディネーターの iku です☺︎
ある程度ラフな間取りができたら、設計士さんに「こんなインテリアにしたい」も伝えましょ~!!
会社にもよりますが、インテリアコーディネーターが打合せに入った時には図面が確定していて、変更が難しいことがあるのです。
特にご要望が多いのが「テレビ後ろの壁」をオシャレにしたい!
タイル貼りやアクセントクロスにしたいと思っていませんか?
きれいに貼るためには、設計段階で工夫しておくことをオススメします。
エアコンがありませんか?
最近デザインのあるエアコンも出てきましたが、ホワイト色がほとんどです。
タイルやアクセントクロスを貼るところにエアコンがあると目立ってしまいます。
カーテンレールと干渉しませんか?
戸建はけっこう窓が多いんです。
平面でみていると気づかないので、立面でイメージしてみると発見があります。
ベストは両側「入隅」でとめる
出隅でとめるとタイルは小口(カットした部分)が見えてしまい、壁紙ははがれやすくなります。
凹になる部分・・・入隅(角がへこんでいる)
凸になる部分・・・出隅(角が出っ張っている)
この場合、「見切り材」という部材を入れて、カットした部分を見えなくしたり、壁紙がはがれないよう押さえます。個人的にはこの見切り材が入らずきれいに納まるのがきれいだと思っています。
まとめ
あらかじめ希望を伝えておくことで、あとから図面を変更しなくてよくなります。後から変えるとなし崩し的に図面が壊れていきます><
もし今「こうしたい」があるのならば、イメージ写真などを用意して持っていきましょう。視覚的なアプローチは分かりやすいので喜ばれます.*・゚
私も「こんなクロスにしたいんです」と見せていただいた方がピン!とくるので嬉しいなと思っていますෆ
間取り④ 外観との密接な関係
こんにちは。
インテリアコーディネーターの ikuです☺︎
外観にこだわりありますか?
家の中のインテリアがどんなに素敵でも、多くの人が目にするのは外観です。次に玄関。
内装にこだわる方なら外観もその世界観を出したいと思うはず!
間取りと外観には密接な関係がある
ある程度間取りをつくる際に設計さんは、外観を考えながらつくっています。
基本的に間取りプランの形がそのまま外観に影響するからです。
バルコニーがあるところは出っ張り、玄関ドアや窓がついたら家の顔ができてきます。
希望する外観写真を集めよう
ここで役にたつのが、外観のイメージ写真!SNSを開けばたくさん出てきます。
これっという1棟があればそれで良いと思いますし、なんとなくの方は10棟くらいあると共通項が見いだせるのではないでしょうか。
その時に、なぜその写真が気になったのか該当箇所に印をつけておきましょう。
まとめ
外観からの世界観を保ったまま家の中に入りたいものです。玄関ドアを開けたらまさに期待通り。心地よい空気感が漂う…???
なかなかそううまくはいかないのが家づくり(笑)ご夫婦で好みが違うことがほとんどです。内装は奥様、外装はご主人と担当分けされたり、折り合いがつかず険悪なムードになることも。けれど全て家づくりの大切な思い出となると思っています。悩んだ分だけ素敵な家ができるはずです☺︎
間取り③ 希望リスト完成~プランができるまで
こんにちは。
インテリアコーディネーターの ikuです☺︎
前回記事のオリジナル動線を希望リストに加えたら完成です。
設計士さんに渡して、間取りプランが出来上がるのを待ちましょう ♪
希望リストに書き出した内容は、打合せをしていくうちに変わっていくと思います。
優先順位もできてくる(なんとなくわかってくる)と思います!
出来上がった間取りプランを見て、気になっていたところが重要でなく感じたり、思っていた以上の提案がでてきたりするからです。
実際に住まうのは「あなた自身」
本当のところは相手に分かりません。
何度も何度も生活シミュレーションをしてみてください。
そして、遠慮せず、不安なことや引っ掛かることはプランに書き加えたり、メールや紙で伝えましょう.*・゚
間取り② 自分たちに合った動線の見つけ方
こんにちは。
インテリアコーディネーターの ikuです☺︎
良く耳にする「動線」について書きたいと思います。
最高の動線は今の生活に隠れている
動線が良いから散らからない!
動線が良いから家事がしやすい!
この動線の良し悪しは、そこに住まう人の生活スタイルで変わってきます☝︎
今の住まいで気になってること、困っていることがあると思います。
それを思うがままに書き出してみてください✧
我が家の場合
うちの場合は、玄関が散らかっていました☹︎
玄関という場所は本当に大事なところで、インテリア的には魅せ場でもあります!!!
以前住んでいたところの玄関は、シューズボックスが上部と下部に分かれており、
その間に飾り棚がありました。
うちの主人は帰ってきたら、ビジネスバッグを玄関マットの上に、
鍵、財布、小銭入れ、会社携帯、時計など全て飾り棚に置いてある大きなトレーの中にどーん!と置きます。
他のところは綺麗にしてくれるのです。大雑把な私よりよっぽど几帳面なのです。
なぜ玄関だけそうなってしまうのか・・・˙▿˙
人の行動には必ず理由がある
翌日一つずつ確認して忘れ物をしないようにするためです✧
とても良いことなのですが、そこだけ見ると雑多に見えてしまいます⍨
そこで、玄関から一番近い部屋にカバン置きを作りましたが、やはり数日すると元通り。
そのうち私もどーん!とやり出しました(笑)
実際そこに必要なものを全て置いておけたら楽なのです。
どうせ散らかるなら私もそこへ置いてしまえ~っという心理です˙▿˙
これはダメな例なのですが(笑)人の行動には理由があるので、変えようとする場合意識改革が必要です。そうしよう!という気持ちがないとうまくはいきません。
(整理収納の話はサブメニュー[整理収納]でまたの機会に詳しく書きます)
まとめ
インターネット上にどんな動線が良いかなどたくさん情報がのってると思います。
参考にできるところは取り入れてみるのと同時に、本当にそれが自分たちにとって最善の動線なのかを今一度検討してみてください☺︎
すべては今の生活の中に。
最高のヒントがあるはずです.゚・*.
あとがき✎५⋆*
さてさて、その玄関がどうなったかですが⋈
お客様用玄関と家族用玄関を設けて、
家族用玄関⇒シューズクローゼット⇒部屋へ抜けられるようにしました☝︎
玄関からはシューズクローゼットは見えないようにしてあります。
対策したことでストレスもなく夫婦円満(笑)
ここらへんの細かい設計のことはまたの機会に書きたいと思います☺︎
間取り① 希望リストづくり
こんにちは。
インテリアコーディネーターの ikuです☺︎
土地探しと並行してやっておくと良いことがあります。
「希望を書き出したリストをつくる」
私の場合間取りに関することだけで30項目程ありましたʘʘ
これがあれば、提案された間取りの良し悪しが判断できます!
数日間かけてつくることで盛り込み忘れが防止でき、あとから希望が入っているかチェックできるのです。
同じ項目でも、設計士さんによって全く違った図面ができてきます。
人によって考え方、感じ方が違うからです。
図面を見れば見るほどどれだけ考え抜いてくれたか感じることができると思います。
できれば2人以上の設計士の方に図面をかいてもらうことをオススメします☝︎